面接官が見ているポイントとは?現役面接担当者が徹底解説します!
2025.04.14
新卒採用面接や転職面接の時に、面接担当者がどのような判断基準を持って、何を考えているのかが気になったことはありませんか?
求職者目線でいうと、『効果的に振る舞えているかな・・・』や『良い面をアピールしてるけど伝わっているのかな・・・』などと色々気がかりになることでしょう。
一方で面接担当者も限られた時間内で求職者のより良い一面を引き出すべく様々な工夫をしています。
この記事では、弊社(SANGO株式会社)の現役HRコーディネーターが面接においてこだわっているポイントや気を付けておくとプラスに働くかもしれないポイントなどを解説します!
💡POINT
SANGO株式会社HR事業部の新里(しんざと)です!
HR事業部メンバーとして8年間の経験があり、延べ1000名以上の求職者の方と面談(カジュアル面談含む)を実施してきました。
当記事の執筆は私が監修しています!🙇♂️
少し営業色目線での評価軸に偏っているかもしれませんが、現職の面接担当者としての視点を交えながら解説していきます!🫡

INDEX

ズバリ紹介!面接担当者は候補者のどこを見ているのか?
面接担当者は候補者の評価において、単にスキルや経験だけではなく、本人の人柄や価値観を見抜くことに注力しています。
そのため、例え経験が十分になかったとしてもそれを上回る魅力を感じることができれば、採用になる可能性は十分にあります。
あくまで自社基準にはなりますが、HRコーディネーターが特に重視しているポイントとその理由を詳しく解説します!
【1位】人柄
求職者が持つ未来への希望や成し遂げたい何かへの想いなどは、一番ダイレクトに魅力として伝わります。
・やりたいことやなりたい理想像がかなり明確
・目が輝いている、屈託の無い笑顔が印象的
・前向きな発言が多い、素直な印象がある
・失敗も含め、自分の経歴を自信を持って伝えている
・この企業に入りたい!という理由が明確、または気持ちがハッキリと伝わってくる
ここに関しては経歴や技術などに引けを取らないポイントであり、一番重視しています。
💡POINT
おそらく、弊社を問わずどの企業においても最優先事項ではないかと感じています。
本人の魅力は時に華々しい経歴や実績、技術などをひっくり返すパワーを持っています。
弊社は未経験採用が多く、採用者全体の70%を占めています。
SANGO株式会社は生粋の営業会社なので営業経験は絶対にあった方が有利なのですが、人柄重視で採用する方がお互いに良好な関係を築けているなと感じています。
また、営業ノウハウには自信がありますので人柄さえよければあとは入社後でもなんとか一人前に持っていける自信があります!
【2位】第一印象
最近ではオンラインでの面接が95%を占めており、対面で会う機会が減っていますがそれでも第一印象は重要です。
『オンラインだから多少はごまかしが効くかな』という方々の準備不足は一発で分かります!
実は対面では無いからこそ、オンライン特有の第一印象マナーが存在します。
良くある【勿体無いポイント】の一例を挙げておきます。
● 衣服や頭髪のセットが不十分
└良く見受けられます!
オンラインだからと対面より少し気を抜いていると、実はすぐ分かります!
すこし動きがあった時に手抜き箇所(例:寝癖や衣服の汚れやヨレなど)が写ってしまったりします!⚠️
● 接続する環境が悪い
└接続環境が悪いことで相対的に第一印象も悪くなる可能性があります。
背景が生活感のある場所であったり、騒音が目立つロケーションからの接続など。
● 画面の先で別のことをしている
└オンライン面談中に何か別の作業なりをやっていると、これもすぐに分かります!
同じ画面で履歴書を開いているなどの場合は、念の為面談冒頭に軽く断っておくとベターです。
💡POINT
第一印象と人柄だとどちらが1位か?という議論は社内でもよく取り上げられます。
結論、第一印象で感じた改善点は今後修正できることが多いので、2位とさせていただきました。
【3位】成功実績
ご自身がどのような成功実績を積んでこられたのかは、とくに興味深く聞くポイントです!
前職での話でもそうですし、人生の中でこういった成功体験がある!というお話でも構いません。
例えば、SANGO株式会社は営業会社の例で言うと『なんらかの営業経験の有無』や『営業で成し遂げた実績』などです。
もっと細かく言えば、実績は個人由来のものではなくチームでの達成経験でも良いですし、営業経験も直接顧客へ販売する活動以外の経験でも問題ありません!
採用への加点要素として、どんな形でも良いので自身の中で噛み砕き、是非アピールしてみてください!
【4位】論理的思考力
受け答えの仕方に一貫性があるか、起承転結を踏まえた上で経歴を話せているかなどは注視しています。
時に話が盛り上がり、本筋から逸れていってしまったりということがありますが、軌道修正ができるかどうかなども大切なポイントです。
質問に対してやたらと話が大きくなってしまう・・・という傾向がある方は一問一答のように返答+補足程度で返すとうまくいくかもしれません!
【5位】スキル・技術
業界に特化した技術や、汎用性の高い資格などは加点材料になります!
スキルや技術だけで採用が決まるケースは稀な印象です。
※業界によっては最優先事項の場合もあります

面接官が感じるプラスポイント
面接は応募者にとって自分をアピールする大切な場ですが、面接官も限られた時間の中で「この人と一緒に働きたい」と思えるかどうかを真剣に見極めています。
そのため、面接を成功させるには「プラスポイント」を意識し、逆に「マイナスポイント」を避けることが重要になります。
面接官が重視している大枠のトピックは前段でお伝えしましたが、ここではもう少しスモールな事象にフォーカスしてお伝えしていきます。
ここで書いてあるポイントを押さえれば、面接突破への道がグッと近づかもしれません!
面接官が感じるプラスポイントとは?
笑顔と適度なアイコンタクトが出来る
こと面接の場において表情や目線からの情報は、言葉の2倍〜3倍は伝わります!
自然な笑顔は緊張感を和らげるだけでなく、人柄の良さや親しみやすさを印象づけます。
また、適度なアイコンタクトは「しっかりと相手の話を聞いている」「誠実に対応している」という姿勢の表れです。
ずっと視線を合わせ続けるのではなく、7割程度を目安に自然な目線の移動を意識してみましょう。
表情が硬くなりがちな方は、面接前に軽く顔の筋肉をほぐすのも効果的です。
💡POINT
オンライン面接の場合、相槌も効果的です。
話は聞こえているかな、接続は大丈夫かな?という懸念がありますので、適度な相槌を交えながら進行すると、面接官は安心して進行を進めることが可能ですし、良く聞いていただいている印象を受けます!
会社や業界についての事前リサーチが出来ている
「この会社で働きたい」という熱意は、どれだけ企業研究をしてきたかで明確に伝わります。
面接官は「なぜ当社を志望したのか」という質問を通じて、あなたの準備度と本気度を測っています。
企業の事業内容や強み、最近のニュースやトレンドなどを押さえておくことで、具体的な志望理由や入社後のビジョンを語ることができます。
特に競合他社との違いや、業界内でのポジショニングを理解していると、「この人は本当に考えて応募してきたのだな」という印象を与えられるでしょう。
💡POINT
カジュアル面談などで
・企業分析をどこまでやったら区切りかわからない
・合否に企業分析は影響しますか?
という趣旨の相談を受けることがあります。
結論、企業分析が不十分=不合格ということにはなりません。
多くの方が誤解されていますが、【調べてきました】というアピールのための業界分析は本筋から逸脱しています。
業界分析の本来の意図するところは、自分自身が『その業界に進みたいか』を判断するために行うものです。
つまり、業界分析に過不足は元々なく、自分が理解できた、と思える地点がゴールです!
逆に思うように業界分析が進まない、気持ちが前のめりになってこない場合はその業界が適正ではない可能性があります。
質問に対し的確で簡潔な回答ができる
面接官は限られた時間の中で、あなたのことをできるだけ多く知ろうとしています。
質問の意図を正確に理解し、要点を押さえた回答ができる人は高く評価されます。
長すぎる回答は焦点がぼやけ、短すぎると情報不足に感じられます。
基本的には1〜2分を目安に、結論から述べた後に簡潔な理由や事例を添えるとよいでしょう。
また、分からないことは正直に伝え、関連する知識でカバーする姿勢も誠実さとして伝わります。
自分の経験やスキルを具体例を使いながら伝えられる
「チームワークを大切にしています」といった抽象的な表現よりも、「前職では○○というプロジェクトでチームリーダーを務め、メンバー間の意見対立を調整して予定通りの納品を実現しました」といった具体例が説得力を持ちます。
面接官は、あなたの言葉の端々から、実際の仕事ぶりや人間性を想像しています。
数字や成果、そこに至るプロセスを交えた説明ができると、あなたのスキルや経験値が明確に伝わります。
事前に自分の強みとそれを証明する具体的なエピソードをいくつか準備しておくと良いでしょう!
職場での貢献意欲や熱意が伝わる発言をする
面接官が最も知りたいのは「この人が入社したら、どのように組織に貢献してくれるか」ということです。
自分のスキルや経験をアピールするだけでなく、それをどのように会社で活かせるのか、どんな課題解決に取り組みたいのかを具体的に語ることが大切です。
また、将来のキャリアビジョンと企業の成長方向が一致していることを示せると、長期的なコミットメントが伝わります。
質問の最後に「入社したら○○に取り組みたい」と前向きな意欲を示すことで、面接官の印象に残る応募者になれるでしょう。
面接官が感じるマイナスポイントとは?
基本的には上記のプラスポイントと逆の行動は慎むべきと言えます!
また、他に面接官が気になるポイントとしては下記も当てはまります。
・事前の連絡なく面接に遅刻する
・身だしなみが不適切
・(オンライン面接にて)騒音の著しい箇所で接続している
・募集要項 / 企業情報を見れば容易に得られる情報を質問されること
・前職を退職した期間が短い、または転職回数が多く、そこに明確な理由がない
・受け答えに自身がなさそう / 声が聞き取りづらい

まとめ
本記事では、面接における評価基準を現役HRコーディネーターの視点から徹底解説しました!
面接官は単なるスキルだけでなく、人柄や価値観を最重視しており、それゆえに未経験者でも魅力的な人材は採用されるのです。
評価の上位には「人柄」「第一印象」「成功実績」が挙げられ、特にオンライン面接でも見落とせないマナーや準備の重要性が強調されています。
また、笑顔とアイコンタクト、事前の企業研究、的確な回答、具体例を交えた自己アピール、そして貢献意欲の表明といったプラスポイントを意識することで、面接での印象は格段に向上します。
一方で避けるべきマイナス行動も明確に示されており、これらのポイントを押さえることで、あなたの面接突破率は確実に高まるでしょう。
当記事で紹介した情報意外にも気になる点は弊社カジュアル面談にてご対応可能です!
▼カジュアル面談について詳しい情報はこちら
カジュアル面談とは?面接との違いや準備方法・当日の流れなどを詳細解説します!
是非とも理想の転職活動を成功させてください!

▼SANGO株式会社ってこんなところです!▼